福祉系シェアハウスがすごい
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こんにちは。もりさとです。
『観光地をめぐらない旅』という尖ったコンセプトでローカルトリッパーのかわつゆ
とローカルなまちを転々と旅しています。
旅に出ようと思った理由はこちら↓
今回の記事は海士町滞在の第二弾!
福祉に携わる3人の方が住んでいるシェアハウスにお邪魔してきました。
シェアハウスの名前は『チェダッテ』
由来は方言から来ていて、「こぞって」という意味だそう。
各地で失われつつある方言を取り入れていて素敵ですよね。
そんなチェダッテは地域に開かれた空間でもあります。
海士町の一大イベントの綱引き大会の後には打ち上げの会場として使われていたり、地域の方々も気軽に訪ねて来てくれているようです。
現在の住人は3人で、福祉系の仕事をしている方が住んでいます。
チェダッテはゲストハウスの役割も担っていて、宿泊することも可能です。
誰でも宿泊オッケー!ではなく、基本的に福祉従事者や福祉を学んでいる学生、海士町の福祉に関心が強い方が宿泊可能となっています。
「むしろ来て欲しい!」とのことなので福祉従事者のみなさま、海士町に行った際はぜひお立ち寄りください!
そんな素敵な方々が暮らしているシェアハウスが本当に素敵で、福祉関連のかたが住んでいるからなのか至る所にバリアフリーが施されています。
そんな中でも僕の目に止まったのがトイレ。
ここからは二つのトイレを画像付きで紹介していきます。
まずは一つめのトイレ
みなさんこの画像をみて気づくことはありますか?
僕がこの画像の中で紹介するのは二つのポイントです。
…………………。
はい、では紹介していきましょう。笑
その1. 便器の向き
車椅子用トイレを使う方が多いかはわかりませんが、知っている方ならわかると思います。
普通は奥の壁に便器が設置されています。
自分が車椅子に乗っていると思って想像してくださいね。
車椅子に乗ってトイレに入ると奥の壁に便器が設置してあり、用を足そうと思うと入口側を向いて座らなければなりません。
車椅子で近くまで行き、身体を180°回転させて座らなくてはなりません。
これは車椅子利用者にとっては大変負担がかかることで、そのようなトイレがほとんどだと思います。
ですがこのトイレをみてください。
便器が入口すぐ横の壁に設置してあるのです。
つまり車椅子で入って身体を横にスライドさせるだけで便座に座ることができます。
身体を180°回転しなくてもいいということは介助する人にしても、用をたす人にしても非常に負担が軽減されます。
このようなアイデアは福祉に関わる人でなくては考えもつきませんよね。
その2. 高さと幅を兼ね備えた手すり
一般的にトイレについている手すりは高さが決まっていて、掴みにくいことも多々あるように思います。
それを解決してくれるのがこの網状の手すりです。
この手すりはつかむことのできる位置が多い、そして縦方向からも横方向からもつかむことができる優れものです。
座るときと立ち上がるときでも力の入れ具合が異なるので、立つときと座るときで持つ場所を変えることができるのも非常にスムーズな動作をサポートしてくれるように思います。
個人的にはこの二つがあることで、従来の車椅子用のトイレよりも一人で用をたすことがしやすくなっているように感じました。
次に二つ目のトイレ
このトイレ本当にすごいんです!!
画像ではわかりにくいのですが(わかりにくい写真しかなくてすみません汗)仕掛けがあるのは開いているドアです。
このトイレのドアは引き戸と開き戸が一つになっているものです。
引き戸だけだと手入れ内の空間は狭いものになってしまいますが、引いてから手前に開くことができるので、かなり広い空間を確保することができます。
広い空間を確保することで、介助がしやすくなったりというメリットがあるのです。
もう一つのメリットは一般家庭にも取り入れることができるという点です。
一般家庭に車椅子用のトイレを設置することができるようなスペースを確保するのは通常難しいことです。
ですがこのトイレはドアを取り付けることで広いスペースを実現しているので、広いス
ペースを確保できない一般家庭のトイレにも取り付けることができます。
なので家庭用として考えると二つ目のトイレの方がいいと思っています。
コストに関しては全くわからないですけどね。笑
他にも色々と紹介したい部分はありますが割愛させてもらいます。
自分の知らない世界を見ることができて大変有意義な時間を過ごすことができました。
個人的にこのような情報はもっと出回るべきだと思っていて、僕が記事を書くことで一人でも多くの方に読んでもらえたらいいなと思っております。
少しでも役に立つような発信を心がけていきますので今後ともよろしくお願いいたします。