ヒッチハイクしてたらネットワークビジネスの説明会に連れて行かれた話
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皆様、ご無沙汰しております。
もりさとです。
もりさと@観光地を巡らない旅 (@morisato726) | Twitter
先日東京でヒッチハイクをしていた
時の話。
高速に乗るためのインターチェンジ付近でヒッチハイクをしていた僕と友人。
そこに立ってから15分ほどすると、少しガラの悪そうな兄ちゃんに話しかけられた。
「君らヒッチハイクしてるん?」
僕らは頷いた。すると、
「頑張れよ!!」
と声をかけてくれた。
その後ろから優しそうな男が現れ、
「乗って行きなよ!」と。
僕ら二人はラッキー♩みたいな軽い気持ちで彼の後を追った。
乗って行きなと言うものの、あたりに車は見当たらない。
歩く彼の後ろをそのままついて行くと、高速の入り口を歩いて通過しようとしていた。
僕の心の中では「いやいやいやいや」と思っていたが、案の定おっちゃんに止められたが、高速の路肩に車を停めているから仕方ないとそのまま突き進んでいった。
無事車にたどり着き、出発することはできたのだが僕は内心「この人結構やばいな」と思っていた。
仕方がないので乗ることにしたのだが、その日はどうやら千葉で2時間ほどの予定があるようで、それに付き合うと言う条件で乗せてもらった。
どんな予定なのかは全く知らされていなかったが、「説明会がある。この情報は出回らないから君らはラッキーだ。これは運命だね。」と言っていて、怪しいおじさんだなと思っていた。
そんなことを考えながら会場に向かっている途中のことだった。
会場に着く5分ほど前に軽トラックと衝突しそうになった。
その時、運転していたおっちゃんは車のドアを開けて身を乗り出していた。
「え?これくらいで怒るん?この人やばw」
とか思いながらその場はそれ以上のことはなく過ぎ去った。
その後会場に着くと、スキンヘッドの男が待ち構えていた。
どうやらその日の説明会の登壇者の一人のようだが、僕からすると本職の方だなと思わざるを得ないような風貌だった。
「この会社は本当にすごいから!」そう言っているのを聞き流し、あー、よく聞くセリフだなと思いながら席に着いた。
説明会が始まり、多くの質問を投げかけられた。
「あなたは何があれば安心ですか?」
「一月にいくら欲しい?」
などと聞かれ、
「お金があったら安心ですね。」
「一月に50万円は欲しいです。」
と彼らが望んでいるであろう答えを返してやった。
そんな中、同席していた友人はフラストレーションが溜まっていたのか、珍しくアツくなっていた。
「僕はお金をあまり欲しいとは思わない。お金は信用で、日々価値は変動している。だからお金というよりは信用がほしいし、物々交換のような形が望ましい。」
友人はそう言った。
僕もその意見には大変共感できるのだが、
「いやいや、まともに相手してどうすんねんwww」と心の中で思っていた。
何も知らないふりをして、バカを装っておくことが一番得策だなと思っていたので相手の望むような答えを出して、適当に切り抜けていた。
友人は真面目なので、ちゃんと質問もしていたが的外れな回答しか返って来なくて正直笑った。w
そのことに対しても彼は怒っていた。
「あそこは民度が低かった。」
と後から言うほどだったのだからよほどイライラしていたのだろう。
僕は常にブログに書くことだけを考えていて、ネタにする気満々で話はサラサラ聞いていなかった。自分の興味がないことを一方的に喋られて我慢して聞いていられるほど僕の気は長くない。
時間がもったいないなーと思いながらも、スルースキルは磨かれた気はするw
はなから怪しいと思ってついてきてはいたが、想像していた通りネットワークビジネスの説明会だった。
個人的にネットワークビジネスをやっている人を叩くつもりもないし、本人がやりたくてやっているのであればそれはそれでいいと思うのだが自分自身はやりたいと思わない。
否定するつもりはないが、僕は全くワクワクしないので知人から誘われても断ってきていた。
さらに、その場に居合わせた彼らと一緒に仕事したいとは微塵も思うことができなかったので100パーやらない。
僕は、車に乗ってすぐにネットワークビジネスをやっている人だと気づけたのでどういうところを気にしていたか以下にまとめておく。早いうちに気づくことができれば気持ちの面でも対応することができるので参考にしてほしい。
・その人の持ち物
その人の持っていた紙袋に社名が入っていた。直感で普通のブランドではないことがわかったのですぐさまケータイでググった。すると検索にヒットし、これが決め手になった。
人の持ち物を見ておくのは割と大事だと思う。
・その人の言動
「会社の説明会に行く。」や「この会社は本当にすごい!」というような発言はだいたいマルチをやっている人が使っている。
説明会に行くことなんて就活が終わればほとんどないのだから、だいたい察しはつく。
ちなみにネットワークビジネスをやっている人が最初からその名前を出すことはほぼない。
・名刺
名刺を渡された時に会員番号のようなものが記載されていた。普通の名刺に会員番号があるわけがない!誰から購入されたかが識別できるように番号が振られているのだろう。あるある。
最後に!
ヒッチハイカーの皆さん、善意で乗せてくださる方がほとんどですが、このように望んでいない展開が起きることもあるので、しっかり気を引き締めておきましょう!!
ネットワークビジネスのセミナーに何の説明もなく連れて行くことは法律違反です!
ネットワーカーの皆さん、お気をつけあそばせ。